たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

甲鉄城のカバネリ 第二話「明けぬ夜」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

カバネのウィルスに打ち勝ち何とか生き延びた生駒。だが既に駅にはカバネの群れが跋扈し最早脱出以外の手立てはない。同じ頃、父親からの合図を待ちながらカバネを撃退し続ける菖蒲達にも限界が近付いていた。避難民達の我慢も限界に達し今にも爆発寸前の中、菖蒲は「今すぐに甲鉄城を目指すべき」という人々の声を抑えきれずにいた。そこへ突然、戦装束に身を包んだ無名が現れ「自分が道を切り開く」とカバネの群れに突進していく。菖蒲達が呆気にとられる中、無名は恐るべき戦闘力でカバネ達を次々に屠っていく。
無名の活躍により菖蒲達は甲鉄城へと辿り着いた。逞生と合流した生駒も何とか甲鉄城へと辿り着く。だが、生駒の身に起きたある変化から、カバネではないかとの疑いをかけられてしまい――。

感想

第二話も安定。生駒の身に起きた異変と無名が同じような状態にあるのではないかと言う事は第一話で散々示唆されていたので意外性は無かったが、生駒の扱いについては少々予想外だった。無名がもう少し饒舌であればああいった事にはならなかったのだろうが……彼女が多くを語らない事にも何らかの理由がありそうだ。
無名の仲間であるはずの四文があっさりと自決していた事からも、生駒や無名ら「カバネリ」はかなりの低確率でないと誕生しないようだ。……となると、今後仲間の誰かが感染し、カバネリになれずにカバネと化して始末される、等という鬱展開もありそうで怖い。
生駒は技術者の割に突撃馬鹿系の主人公だが、気合の入り方が並の突撃馬鹿が裸足で逃げ出すようなレベルなので何とも魅せてくれる。それでいて、意地を貫き通しながらも最後の最後で号泣する件に彼の人間としてのありのままの弱さも現れていて、近年ありがちな「覚悟完了し過ぎた主人公」とも違う面を見せてくれた。今後に期待したい。

KABANERI OF THE IRON FORTRESS(初回生産限定盤)(DVD付)

KABANERI OF THE IRON FORTRESS(初回生産限定盤)(DVD付)