たこわさ

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ #20「相棒」感想


今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

無事、地球のオセアニア連邦圏内に降下した鉄華団の面々はギャラルホルンの襲撃を警戒していたが、そこへクーデリアを地球へ招いた張本人である蒔苗が現れ、クーデリアと鉄華団の「活躍」はオセアニア連邦で称賛されており、ギャラルホルンもうかつに手を出せない事を告げる。クーデリアを蒔苗のもとへ連れて行くという「依頼」も達成された事で鉄華団の戦いもとりあえず終わりかと思われたが、肝心の蒔苗は既にアーブラウの代表ではなく失脚し亡命中の身の上だという。話が違うと憤るオルガに対し、蒔苗は逆に火星へ帰る為の手段は限られており、復権の為に自分をアーブラウへと送り届けてくれれば便宜を図る、と脅しに近い要求をしてくる。
また仲間達を危険に晒すかもしれないと悩むオルガだったが、鉄華団の先々を考慮した結果、蒔苗の依頼を受ける事を決意する。それをビスケットに告げるオルガだったが、何故かビスケットはいつになくオルガの考えに反発し――。

感想

サヴァランの自殺は気の毒ですが、彼の場合はとことん自爆芸だったので、同情する気にはなれず。ただただビスケットが可哀想でなりません。兄の裏切りに対しきちんと筋を通しそれを跳ね除けたビスケットですが、やはり心のどこかで負い目があったのでしょう、聡明な彼にしては珍しく鉄華団の現状を考えればあり得ない発想に至ってしまったようで。おやっさんの「大人」の言葉が心にしみます。
とは言え、オルガの決断も大きな賭けである事には違いなく。今後もギャラルホルンからは目の敵にされるでしょうから、地球圏での後ろ盾も必要ではあるけれども、蒔苗らの権力争いにがっつり巻き込まれるという事は、鉄華団自体も政治的なしがらみの中に飛び込むという事でもあり。増えるのは味方だけではない、と言った所か。
そしてそこへ更に空気を読まずにカルタさん襲来。何だか彼女の場合、ひどい目に遭うビジョンしか浮かばないので鉄華団よりもカルタの方の命を心配してしまいますな(笑)。
アインも再起不能状態ながらも、マクギリスの悪知恵で改造人間化してしまそうですし……。ガエリオは相変わらずチョロいですね。鉄華団を支援しながらも、彼らに深い恨みを持つアインを強戦士として復活させようとしているマクギリスの真の狙いは、やはり自分以外の勢力の共倒れでしょうか?