2015年夏（7月〜9月）アニメ雑感と評価（★5点満点）

終了アニメ及び継続中アニメの現時点での評価と雑感。

[監獄学園 ★★★★★]: 強烈なギャグもさることながら、ストーリー運びが実に秀逸！非常に楽しめました。実は原作にあまりいいイメージ持っていなかったのですが、気が付くと原作も全巻揃えてしまっていたり（笑）。花ちゃんには幸せになってもらいたいよ……。
[GATE(ゲート) 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり ★★★★★]: この作品は紛れもなく「軍オタ・アニオタの肥大化した自意識が具現化した作品」なのですが、にも拘らずきちんと物語としての面白さを備えているという、ある種昨今のオタクの肥大化した自意識を満足させるためだけの作品とは一線を画していて、いやはやこんな見事なものを作られたらもう文句言えないジャン！という感じ。あと、表面上のバカバカしさの裏に確かな知性を隠している節があって、そういった所が読み取れない自意識高い系バカを炙り出すには良い釣り餌でもあったなぁ、と。
[城下町のダンデライオン ★★★★]: 大げさなストーリーや仕掛けに頼らない、それでいてしっかりとキャラクターとそのエピソードによって一つの物語をきちんと描いて見せた、実に良質な作品でした。
[食戟のソーマ ★★★★]: 流石は米たに監督、毎週「酷いアニメだ！www」と感想をもらしながら観るのが楽しみになってしまいました。えりな様の分かり難い魅力をきちんと表現してくれたところもグッド。だが後期ED、オメーは駄目だ。
[ベイビーステップ第2シリーズ ★★★★]: エーちゃんの異常天才ぶりに慄きつつも、きちんと人間らしいレベルに収まってくれた展開に拍手（笑
[赤髪の白雪姫 ★★★★]: 白雪さんが万能過ぎて少し怖い所もありましたが、終盤の展開でゼン共々人間らしい……というか年相応の男女らしい機微を見せてくれてニヤニヤ。二期も楽しみです。
[六花の勇者 ★★★]: 毎回の話の盛り上げ方は見事でしたが、犯人たる「七人目」の存在があまりにもあからさま過ぎ、また「自白」以降の展開もミステリでよくある「薄っぺらい犯人像」の残念さを踏襲してしまっているようなものだったのでかなり残念。
[実は私は ★★★]: 癖のある原作を実にいい感じにアニメ化してくれて、なんとも嬉しい限り。一点、苦言を呈するならばあのけったいなOPは（ｒｙ
[Fate/kaleid liner プリズマイリヤツヴァイヘルツ！ ★★★]: 原作も、アニメ一期も二期も大好きだったんですがね、何だか今回は没入できませんでした……って理由ははっきりしててあまりにも児童ポルノ臭が強過ぎてキモかった、という所なんですが。本筋は相変わらず面白いんですがね、これが。
[ワカコ酒 ★★★]: 単純な題材と展開なのになんだかついつい観てしまう、不思議な魅力にあふれた作品でした。
[干物妹！うまるちゃん ★★★]: うまるの揺るぎないカス振りは不快なレベルではあるんですが、作品自体は好きだという不思議（笑）。あ、ちなみに切絵ちゃんは俺の嫁だから。
[アルスラーン戦記 ★★]: 合戦シーンに迫力が無かったのはCGだったから、という訳ではなかったと思い。剣戟シーンはどれも迫力があったのに、馬上戦とかになると変なパースを駆使した謎の格好いいポーズ集になるという微妙な傾向も気になりました。物語の流れとしては秀逸な部分が多かったんですが、細部に丁寧さが欠けていた印象。
[Charlotte ★★]: 良くも悪くもだーまえさんだったな、と。後半の超展開、箱庭的世界観なのに大雑把な設定、無駄に多いバイオレンス描写etc……。友利はお気に入りのキャラの一人になりましたが。
[GANGSTA. ★★]: まさかの投げっぱなしジャーマンな終わり方に閉口。途中から作画が死にまくってたのは実にもったいない。アレックスやロレッタの顔はしばしばとんでもないレベルの不細工になるのに、ニナの顔作画が徹頭徹尾崩れなかった所にスタッフの拘りを感じた（苦笑
[戦姫絶唱シンフォギアＧＸ ★★]: 毎回似たようなノリが続き少々食傷気味。キャラクターは好きなんですがね、なんというか、大筋のストーリーに魅力がなさ過ぎて。あと、無理矢理に不和を生み出そうと躍起になる部分が目立ったのが何とも。
[デュラララ!!×２転 ★★]: 相変わらずストーリー運びとかは実に見事で、本来なら★5つ位付ける所なんでしょうが、やはり内容的に観てて辛い部分が多くてどうにも没入できず。
[Classroom☆Crisis ★★]: 着想は面白かったものの、色々とおざなりな部分が多く、特に後半の展開は雑な部分が多すぎて要素だけ見れば盛り上がれる内容なはずなのに全く盛り上がれないという。もう少しきちっと「お仕事モノ」としての体裁をきちんとするか、もしくはもっとバカバカしいナンセンスなノリに徹するか、どちらかに偏らせた方が面白かったんじゃなかろうか。
[空戦魔導士候補生の教官 ★]: アニメとしてはそれはもう酷いものでしたが、ストーリーはよくあるテンプレを踏襲しつつも時にそれを逆手に取る展開もあり*1、思ったより酷くなかった印象。良くはなかったけど。あとユーリが可愛かった（）。ユーリが正ヒロインになるなら原作に手を出しても良いね！（マジ顔
[乱歩奇譚 Game of Laplace ★]: 徹頭徹尾、幼稚なレベルの観念を振りかざしただけの脚本に閉口。乱歩ファンであり、スタッフ・キャスト陣の多くを高く評価していただけに裏切られた想い。
[ケイオスドラゴン赤竜戦役 ]（視聴中止）: 悲劇を演出する為の舞台装置をメインに据えた物語が好きじゃないというのもあるんですが、何よりアニメーションとして第一話から心を掴まれるような情熱を感じませんでした。
[To LOVEるダークネス2nd ]（視聴中止）: なんだかもう、笑い飛ばせるレベルをとっくに通り過ぎてしまったな……。漫画だからこそ飛ばし読みしてくだらねーと笑い飛ばせるのだな、と今更気づきました。
[わかば＊ガール ]（視聴中止）: 決して嫌いな作風やキャラクター達ではなかったものの、続きを見たくなる欲求が途中から全く湧いてこなくなったので視聴中止。純粋な日常モノは最早食傷気味になっているのかも。
[おくさまが生徒会長！ ]（視聴中止）: エピソードの山場が地上波と配信では丸々カットという中々凄まじい事になっており興味を惹かれたのですが、カットされた部分がただのエロという事で急速に興味が萎みそのまま視聴中止。

継続中作品の中間感想

[WORKING!!! ★★★★★]: わざわざ特番で完結させてくれるという心意気を含めて★5つ。ニヤニヤ成分多めでした。
[アイドルマスターシンデレラガールズ 2nd SEASON ★★★★]: 安定して面白い。それだけに、終盤またこの展開なのか、とちょっと残念に思ったりもしたり。どのような形で決着をつけるかで作品自体への評価も大きく変わっていきそう。
[うしおととら ★★★★]: 第一話の時点ではどうなることかと思いましたが、中々どうしてしっかり「うしおととら」になっていると思います。潮役の声優さんも段々馴染んできましたし。ただ、時折やけに勿体付ける演出が目立ってその点は本当に止めてほしいな、と。
[ゴッドイーター ★]: 後半ようやく面白くなってきたかと思ったら、まさか特番の分だけ制作遅延してたとは（棒読み
[アクエリオンロゴス ★]: え、2クール物なの！？正気？