たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

Fate/stay night [Unlimited Blade Works] #10「五人目の契約者」感想

原作プレイ済み。ディーン版及びFate/Zero視聴済み。原作ネタバレにならない程度で補足説明など交えて。
(以下ネタバレ)

あらすじ

士郎と一成のなんてことのない会話から葛木がキャスターのマスターではないかと疑い始めた凛は、葛木を襲撃し敵の出方を試す作戦を提案する。あまり乗り気ではない士郎だったが、一人でも実行しかねない凛の態度に渋々同意し、セイバーを伴って作戦を決行するが――。


感想

葛木先生の超人拳法でセイバーさんはズタボロだ!!
という事で、ディーン版と同じく何だかセイバーさんが普通に弱いように観えてしまって少し残念でした。一応、凜が「セイバーは面食らっただけ」とフォロー発言をしていましたが、もう少しフォローが無いとセイバーさんの弱さが際立つだけに……。
残念と言えば、士郎がアーチャーの双剣を投影した件。士郎が投影魔術を使える前振りが(少なくともオンエア版では)無かったので、予備知識がない人には意味不明だったことでしょうね。何だかセイバーさんがポカーンとした顔してて、ああもしかしてこれは視聴者の気持ちを代弁しているんだろうか、などと益体のない事を思ったり。
とはいえ、葛木の立ち回りとか投影魔術発動の件とか、映像表現面は流石の一言。凛の顔芸が無かったのは残念ですが。
あと、少し気になってしまったのは「読み」の問題。アバンタイトルで凛が「体は剣で出来ている――」という原作ファンにはお馴染みの謎のポエムを詠んでいますが、あれの「剣」って「つるぎ」って読むのかな、と。確かにPS2版でヴォイスが入った時には「つるぎ」と読まれていたんですが、原作ファンには「『けん』じゃないの?」と疑問を呈されていた記憶が。劇場版UBWでは確か「けん」に訂正されていたし。
あと、士郎が切嗣の事を「オヤジ」じゃなくて「キリツグ」と呼んでいた事。確かに原作でも切嗣と書いてオヤジと読む事もあればそのまんまキリツグと読む事もあるなど(多分意図的な)バラツキがありましたが、アニメだとそこら辺のニュアンスって伝わりづらいだろうから「オヤジ」で統一した方が良かったんじゃ? と思ったり。