たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

宇宙戦艦ヤマト2199 第11話「いつか見た世界」感想

宇宙戦艦ヤマト2199 3 [Blu-ray]

宇宙戦艦ヤマト2199 3 [Blu-ray]

実は原作アニメはうろ覚えだったり。
(以下ネタバレ)
母艦を失い捕虜となったメルダの扱いについて意見が分かれるヤマトの面々。沖田艦長の判断により、人として軍人として、信頼関係を築くべきだと主張する古代の意見が採用されるが、そんな中山本がメルダを連れ出し――。
重要な事実が二点明かされました。
ガミラス人はDNAレベルでは地球人と同一種であるということ。
戦端を開いたのは地球側からであり、最初の一撃は司令部に強要された島の父によるものだということ。
異星人同士が種としては同じ、という設定はSFにはよくある「同一起源」だとかそこら辺なんだろうな、とすんなり納得できるところですが、戦争の発端が地球側にあったという事実は色々と根底がひっくり返るような気が。
非が地球側にあるというのならば、第一話での沖田艦長の「バカめ」が物凄く印象悪く聞こえてしまう訳ですが……。山崎さんのような現場の人間が知らない事実がまだ隠されているのでしょうか? そしてそんな好戦的な地球人類にイスカンダルが手を貸してくれたというのも何だかアレな感じに。
考えられるのは、司令部はガミラス帝国主義を掲げる勢力である事を事前に知っていて、恭順出来ないと結論したからこそ先制攻撃に出た、とかそんな所でしょうか? 情報の出所は反ガミラス勢力とか。ちょっと苦しいか。
まあ、そもそも戦争という行為に正邪を求めるのは間違いかもしれませんが……。
戦略的状況がそんなモヤモヤ感に包まれている一方で、古代、山本がメルダと確かな友情を育んだ件はある種の希望を感じさせてくれますね。まあ、山本が捕虜を独断で戦闘機に乗せた上に自分の機体を大破させてしまっているのでそれでよく営倉入りで済んだよね銃殺刑とかだよね普通なら、とかツッコミたい気分があるのも
確かなんですが(笑)
そんな訳で、色々ともやもやを抱えたこの状況をヴォイスが素敵なエルク・ドメルが熱気と共に吹き飛ばしてくれる事を切望。というか、貴方はガミラスじゃなくてイスカンダルなんじゃ(声的な意味で)。