たこわさ

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青の祓魔師 第17話「誘惑」感想

原作バレも含みつつの感想となります。
(以下ネタバレ)

降魔剣復活……

クリカラ修復は本当にただの時間稼ぎだったのか? と勘繰ってしまうほどにどうでもいいイベントだったようです。雪男も勝呂も、マーラの囁きに打ち勝った筈なのに、どうにも燐への複雑な気持ちが整理できてないようだし。それとも、今後のオリジナル展開への伏線になってるんですかね?

脆すぎる正十字教会とアマイモン

さて、一方、教会の心臓部とも言える法廷にあっさり悪魔の侵入を許すという紙ッきれなみの防御力を露呈したエクソシストの皆様。アーサーはまだ原作でもその強さの底が見えてないキャラクターなんですが、シュラと二人がかりでもあっさりとアマイモンに敗北してしまって、どう見てもかませ犬です。
そのアマイモンも復活した燐に瞬殺。原作だとまだこれから出番ありそうだったのに、ここで一時退場ではなく「死」*1を決定してしまっては、アニメでは今後の出番は全く期待出来なさそうですね。つーか、「地の王」が暴走状態の燐に瞬殺されるとなると、他の「王」もかませ犬決定になってしまうような……。

塾生達の反応

ということで、燐がサタンの息子であることが判明し、原作では出雲以外の塾生達は、燐との接し方が分からなくなり、あからさまに避けるようになるんですが……アニメでは子猫丸が怯えているだけで他の面々は実に普通です。子猫丸の怯え方も、原作だと燐が自分の親しい人達に危害を加えるんじゃないか、と怯え警戒しているのに対し、ガチでブルってるだけで、子猫丸というキャラクターの持つ「強さ」が台無しになっている感が。
つーか、他の塾生達が避ける中、一人だけ普通に燐に接するという出雲の見せ場がなくなってしまったせいで、ただのツンデレと化してますな……。それとも、今後色々あって他の塾生達が燐を避けるようになっても態度を変えない、とかそんな展開が待ってるんでしょうか?
私的には、燐との接し方に悩むしえみに対し、憎まれ口を叩きながらも話を聞いてあげてアドバイスまでしてあげるという出雲の不器用な優しさが大好きなので、このままかませ犬ツンデレキャラで終わって欲しくないんですが……。

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*1:上級悪魔に死の概念があるかどうかは別として。