たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

たった1年で一変したゲーム産業…重厚ゲームから、手軽な実用ゲームやパーティーゲームばかりに

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1007523.html
一部のオタク*1のものに成り下がっていたTVゲームが、一般層にも抵抗なく受け入れられるようになってきた、と取ればむしろ「ゲーム業界はこれから」ともいえるわけですが……。
さて、名無しさん達の多くが言っているように、所謂「大作ゲーム」が、現在のゲーム業界においては一種の弊害となっている嫌いがあります。モノによっては100時間を超えるプレイ時間、複雑なシステム、美麗だが果てしなく長いムービー。そのどれもが、ゲームを「暇人」と「廃人」のものだけに貶めてしまったという事実は否めなません*2
しかしそういった大作ゲームの筆頭の一つである「ドラクエ」は、VIIIにおいて「システムの単純化」「クリア時間の大幅短縮」「中ボス撃破までは迷わず進めるストーリー」という、プレイヤーを極力飽きさせない配慮を見せ、今後のシリーズへの期待を持たせてくれました*3
「従来のジャンルのゲームは死んだのか?」と問われれば、私は迷い無く「死んでいない」と答えるでしょう。けれども、それはメーカーやクリエイターの力量しだいで、健康体にも死に体にもなりうる危うさを持っています。
所謂「脳トレ」系ゲームを「ゲームに非ず」と批判している暇があったら、自分達が「ゲーム」と思っているものの完成度を、少しでも上げる努力をしてもらいたいものです。王者ドラクエに出来たんだから、他の名作シリーズだって可能なはずです。

*1:当然この中に私スミダも含まれる

*2:もちろん、非オタクでもそういった長時間ゲームをプレイする人は皆無ではない

*3:同作が総体としても名作だったことは言うまでも無い。が、その裏には大作化し過ぎたVIIの反省が隠されていることを忘れてはならない。