今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
レイス家に伝わっていた「世界の真実の歴史を知る」という巨人の力を奪ったのは、エレンの父・グリシャだった。
そしてその力は今、エレンへと受け継がれているが、レイス家の血族ではないエレンにはその真の力は使いこなせず、「世界の真実の歴史」についても窺い知ることは出来ないのだという。
そこでロッド・レイスは、ヒストリアを巨人にしてエレンを食わせることで、巨人の力を取り戻そうと考える。
「人類を救うため」という父の言葉に、巨人になる薬を自ら手にしたヒストリア。
だがその時、かつてユミルに言われた言葉が彼女の中に蘇った――。
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感想
ヒストリアとエレンに世界の真実の一端が語られた一方で、リヴァイに率いられたミカサ達は、揃って「一線」を越えようとしてた。
その対比ともリンクとも言える物語構造が色々と皮肉めいていて、「人間」を殺すことに苦悩しながらも歯を食いしばって戦うジャン達の悲壮感が増したように思えた。
ケニーの部隊は「対人戦に特化している」とは言え、熟練の兵士ばかりと戦っていた訳ではないだろうから、装備の癖を見抜けばこの通り、歴戦の調査兵の方が優勢となるのは自明の理だっただろう。
おまけにアルミンという、やる時は徹底的にやる軍師がいるので、なんというか、少々気の毒にも思える。
もちろん、リヴァイとミカサという規格外の戦士が二人もいることも彼らにとっては不幸ではあったのだろうが。
そんな絶望的な状況の中で一矢報いたケニーの副官には、むしろ素直に拍手を送りたくなってしまった。
ハンジには申し訳ないが……w
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