たこわさ

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フルメタル・パニック! Invisible Victory 第3話「BIG ONE PERCENT」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

アマルガムの強襲を受けたメリダ島基地は、最早風前の灯だった。
デ・ダナンでの脱出を決意したテッサだったが、万全の状態で出港するには時間がかかりすぎる。
折しも、三体ものベヒモスが上陸しようという中、AS部隊による決死の「時間稼ぎ」が始まる。

一方、宗介とかなめも追い込まれていた。
恭子を人質に取られ、更には陣代高校の各所に爆弾を仕掛けられてしまった中、選択を迫られた二人の決断は――。

感想

テレビの前でクルツとシンクロして「スペェェェェック!!」と叫びそうになってしまった。
キャステロ中尉も、最後まで部下を庇い続け……勇猛と呼ぶにはあまりにも悲しい最期だ。

前回、スペックの言動に不快感を覚えた方もいるだろうが……最期の言葉こそが彼の本心であった事は、クルツの悲しみ様で分かるというものだろう。
仲間の為に命をかけられる彼だからこそ、あえて「テッサを売る」等という選択肢を持ち出したのだと――そして本心では、彼もまた心底テッサに惚れ込んだ部下だったのだと。

あまりにも多くの犠牲を払い時間を稼いだが、しかしそれでもデ・ダナンは万全の状態ではない。
そして、テッサも不審に思っていたが、カリーニン少佐もどこか上の空というか、何かに気を取られている様子でいつものキレがない。

メリダ島の面々は、このまま生き延びる事ができるのか? 原作を知らない方々は、どうか見守ってあげてほしい。


そして宗介とかなめにも決断の時が。
お互いに遠慮していないようで、実は本心を今まで言えずにいた二人が、遂に吐露したその感情。

「好きだけど、怖い」

「怖い」の意味は二人でそれぞれ異なるだろうが、それでも恐らく「好き」は同じ気持ちで……。

宗介が、かなめを「護衛する」と言っておきながらも、「力を貸してくれ」と頼んだ姿も印象的。
前回も書いた通り、宗介にしてもテッサにしても、かなめを頼りにしておきながら、どこかで最前線から遠ざけている節があった。
そして今回かなめ自身が吐露したように、彼女もどこかでそれに甘えていた。

しかし、宗介がかなめを頼ったという事は、もう彼女を「ゲスト」のようには扱わないという事。
ただ守るだけの存在ではなく、共に戦っていく「戦友」に近い所に彼女を置くという覚悟だろう。
だから、最後に見せた二人の握手は第一話で見せた恋人同士のそれではなく、「相棒」としてのそれだったのだろう。


さて、今回は激しいロボットバトルがメインとなったが……正直言って「素晴らしい」の一言だった。
外連味溢れる「スーパーロボットアニメの文法」を要所要所で取り入れつつも、基礎にあるのは「リアルロボットアニメの文法」だった、とでも言えばいいか。
絵コンテ担当が出渕裕氏とあって、思わず膝を打ってしまった。

何気にOP担当が大張正己氏だったりするので、本作は日本のロボットアニメの集大成的作品になってしまうのでは……と、この先のエピソードに対しても期待で胸が膨らんでしまう。

ストーリーは辛いノリが続くが(苦笑)。

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