たこわさ

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異世界食堂 第9話「シーフードフライ」「クリームソーダ」感想

異世界食堂 3


今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

  • 「シーフードフライ」
    • ある日、ドワーフのガルドは「旨い酒と魚料理を食わせる」と友人のギレムを誘ってとある山中へとやってきた。「魚料理なのに何故、山の中に?」と訝しがるギレムは、要領を得ないガルドの言葉に次第にイライラが募ってきてしまう。だが、辿り着いた山小屋で、ギレムは信じられものを見ることに――。
  • 「クリームソーダ」
    • 「ねこや」の常連であるシャリーフとラナーの兄妹。冷たいデザート目当てに「ねこや」に通う二人だったが、シャリーフには食事以外の目当てがあった。実はシャリーフは、同じ常連であるアーデルハイドに恋をしており、なんとか彼女を射止めようと考えていた。辺境の大国「砂の国」の王子であるシャリーフは、帝国との友好関係進展の為と称してアーデルハイドに求婚しようとしていたが、そんな兄の回りくどい手口に、ラナーは呆れ果てており――。

感想

某作品のせいで「ドワーフの飲む酒=エール酒」と言う認識ができている人間なので、ドワーフ達が生ビールをグビグビと飲み干すシーンに一人笑いがこみ上げてしまった。
頑固で短気だが、良いものは良いと受け入れる度量も持つという、ある種ステレオタイプなドワーフ像は久々に見た気がする。

シャリーフとラナーの兄妹の微笑ましいエピソードも小気味よい。
クリームソーダの醍醐味の一つが、溶けかけてソーダとソフトクリームの風味がよく染み込んだ氷、という点には100%同意したい(笑)
優秀なイケメンなのに想い人の前ではシャイボーイになるシャリーフと、そんな兄に呆れながらも甲斐甲斐しく面倒を見るちょっとブラコンの気のあるラナーのコンビはちょっとツボ。

しかし、常連たちは互いの素性には不干渉かと思いきや、結構情報交換もしているようで、実はねこやのお陰で和平が保たれた部分もあるのでは……? などと妄想してしまう。
今までもそういう事があったかもしれないし、今や、神に等しい存在がパトロンや給仕をやっているのだから、ある意味ものすごい影響力があることは間違いないだろう(笑)。