今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
「みずち祭り」復活の為には、「剣鉾・吊太鼓・黄金の龍」の三種の祭具が必要だという。由乃達は早速、間野山の老人達に話を聞いてまわるが、残念ながらその結果は芳しくなかった。
そこで元文化人類学の教授だという鈴原に話を聞きに行くことになったが、鈴原の住まいは間野山の中でも特に辺鄙な蕨矢集落。しかも鈴原も祭具について詳しくは知らず、蕨矢集落のどこかの蔵にあるというぼんやりとした情報しか持っていなかった。
とは言え、ある程度絞り込めた事で光明が見えたと考えた由乃達は、集落の老人達から効率的に情報を集める為に、老人達にSNSの使い方を教え活発な情報交換を促すことに――。
感想
路線バスの不採算路線の廃止、については他人事ではなく、身につまされる思いだった。*1
由乃達を利用して何やら画策している鈴原は怪しさ全開。
路線バス廃止撤回を求めての「独立宣言」は、実効性はおそらく皆無なので、鈴原には何か他の狙いがありそうだが……文化人類学者らしく、実地検証でもしているのだろうか?w
しかし、集落の老人達のIT化を促進した結果、インターネット黎明期における典型的なトラブルが発生してしまう、という皮肉のきいた展開といい、今回は私的に身につまされる話が多かったように感じた(苦笑)。
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*1:私の地元はど田舎ではないが、それでも人口分布が偏っているので、郊外の路線バス本数に恐ろしいほどの格差がある。