- 作者: 浅野りん
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2017/05/02
- メディア: Kindle版
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(以下、若干ネタバレ含む感想)
和の元カノ・佳乃子と一果が偶然出会い、一果を探しに来た和とばったり遭遇、という所で引いた第一巻から引き続きの展開。
些細な行き違いから、お互いに「振られた」と思い込んでいる和と佳乃子の関係は、ニヤニヤというかモヤモヤというか、ヤキモキさせられるというか、いい年してピュアな恋愛しているな、という感じ(笑)。天然な和は全然気付きませんが、佳乃子の方は「振られた」という思い込みが勘違いだった事に気付き、和への想いが再燃している様子。
とは言え、佳乃子は京都へ旅行に来ているだけ。ゲストキャラとして早々に退場――するのかと思いきや、現地で仕事を見つけて早々にレギュラー化してしまいました。これはちょっと予想外。
で、和の元カノがレギュラーになったという事は、当然のように和に片想いする女子高生・美弦とのあれこれな展開が待っているんだろうなぁ、とぼんやりと予想していたら、今巻で早くもやってくれました(笑)。
しかも、佳乃子と美弦、両方の気持ちを知っている一果が板挟みになる、という最高(?)のシチュエーションで……。一果はなんとか、二人にそれぞれの気持ちがバレないように立ち回ろうとするのですが、もちろんそれは無理な話。すぐに二人の和への気持ちは、互いに認識する所となるのですが……このあとの展開が色々と予想外。一果のトラウマになっていないことを願います(苦笑)。
和菓子ネタや京都ネタ、更には上記のような少々過激なコメディを交えつつも、メインはあくまでも和と一果が「家族」になっていく過程を描くという、一本筋の通った作風が今回も素敵でした。
- 作者: 浅野りん
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/12/03
- メディア: コミック
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