たこわさ

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サクラダリセット #05「ビー玉世界とキャンディーレジスト」感想

サクラダリセットBlu-ray BOX1
今回の満足度:2点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

話は遡り、ケイ達の入学直後のこと。津島により奉仕クラブへ入部させられたケイ達への、最初の依頼。能力でビー玉の中に入ってしまった世良佐和子という女生徒を救う為、津島はケイ達にリセットするよう命じる。だが津島は、ただリセットして時間を巻き戻すだけならば必要のないはずの世良の能力や素性などの資料をケイ達に渡していた。津島の言外の意図を察したケイは、単にリセットして「無かったこと」にするのではなく、世良がビー玉の中に入ってしまったそもそもの原因を取り除こうと動き出す――。

感想

ミステリ作家の綾辻行人氏が本作を指して、「登場人物のたちの体温の低さが心地よい」と評し絶賛していたが、私的にはそれが逆に本作の嫌味な部分に感じてしまっている。

確かに、本作のキャラクター達のどこか自分を客観視したような台詞の数々――過剰にポエミーなそれは、本格ミステリに通じるものがあり、ミステリ愛好家の端くれの私としては、綾辻氏の仰る事も理解できなくない。だが私は、本作をどうしても「学園異能モノ」という視点で観てしまうので、ミステリとは相性の良いそれら演出装置を、逆に居心地悪く捉えてしまっているらしい。

アニメに限らず、創作物に対してどのようか感想を抱くかは、本当に個人の些細な視点の違いで変わってしまうのだな、と痛感してしまった。

さて、今回のエピソードは、久々にケイが「孤独の観測者」としてオチを付けた形になった。村瀬と出会う前の彼は、誰ともリセット前の記憶を共有できなかった訳だが、今後はその村瀬が彼の「共犯」の一人となってくれるはずであり、少しはケイの孤独(ただし本人は自覚していない?)が紛れるのだろうか?
次回予告が非常に不穏な内容だったので、次回以降が所謂「本編」になる、か。