あらすじ
演劇部が活動休止中という話を知り、落ち込むひな子だったが、大家であり元・演劇部員でもある千秋から「自分で劇団を作ってみてはどうか」とアドバイスされ、少しずつだがその実現に向けて動き始めていくことに――。
感想
演劇部の顧問がちびっこなのが何か気になる……。
ひな子の幼少時の扱いは、牧歌的な雰囲気こそ出しているが、彼女のあがり症を悪化させたと考えれば、ほのぼのエピソードとはとても思えず(苦笑)。
しかし、藤宮高校の演劇部は、かなりガチでプロ志向なのだなぁ、と思ってしまった。地域にもよるが、高校演劇の第一の目標は、全国高校演劇コンクールでの上演であるので、有名な高校の演劇部が出場できなくなったとなれば、それはもう(ある種の)大事件だろうに、部員達が比較的落ち着いていて、個々人の活動に専念するという意識の高さに驚愕。*1
――等と、こういったほのぼの日常系コメディにおかしなリアリティを求めるのは、野暮の一言だろう(苦笑)。
ところで、ほのぼの日常系コメディのはずなのに、全体的にどこかエロスな雰囲気が漂っているのは私の気のせいだろうか……? お風呂シーンなどのあからさまなお色気は少ないはずなのに、観ていてなんだかムラムr(以下自粛
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*1:プロ志向の高い人間は、高校時代から劇団に所属したりオーディションを受けたりしている場合もあるが。少なくとも、私の学生時代の印象だが(つまり遠い昔)。