サクラクエスト　第1話「魔の山へ」感想

今回の満足度：5点（5点満点中）
（以下ネタバレ）

あらすじ

就職活動に悉く失敗中の短大生・木春由乃は、あと一社落ちれば就職浪人決定と追い込まれていた。田舎の母親からは帰ってくるように催促されるが、本人は東京の生活を捨てる気はサラサラ無かった。
そんなある日、以前に一度だけバイトしたモデル事務所から連絡があり、とある田舎町での仕事を依頼される。ちょうどバイトをしようかと思っていた矢先のことだったので安請け合いした由乃だったが、契約書をよく読まずに仕事を引き受けたせいで、「一日」のつもりが「一年」の田舎生活を送る羽目に――。

感想

一年仕事なのに口頭での説明がなかったのも凄いが、契約書を見ればすぐに分かった事という点に、由乃が何故、ことごとく就職面接に落ちていたのか、その理由が窺えるような気がした。
P.A.WORKSおなじみの「お仕事もの」らしく、今回もリアリティとコメディの境界線を突っ走ってくれそうな予感がする。寂れた田舎を盛り立てていく話になるのか、覆しようのない鄙びた現実と戦うブラックなコメディになるのか、どちらかのかはまだ未知数だが、第一話の出来からは十分に期待できそうな予感がする。

チュパカブラの着ぐるみの件などは、P.A.WORKS作品でよくある「茶番」の典型で、早速盛大に笑わせてもらった。