たこわさ

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舟を編む 第ニ話「逢着」感想

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今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

辞書編集部に配属となった馬締。荒木の見込み通り、馬締の言動や考え方は辞書作り向きであり、馬締本人もその仕事の奥深さに感じ入る所がある様子。だが、辞書編集は他の人間との共同作業でもある。人付き合いの苦手な馬締は、その点にそこはかとない不安を感じており――。

感想

第二話も安定。馬締の辞書編纂に対する適正は荒木の予感通り高いようだが、一人で黙々と作業を進めるだけでは辞書は完成しない。共同作業と言うものが苦手な馬締は我知らず思い悩んでいたようだが……むしろそれで出版社に営業が務まっていた方が不思議、というのは野暮なツッコミだろうか(笑)。大手だからこそ、馬締のような人間がルーティンワークの如く進められる「営業」も有ったということか。

舟を編む (光文社文庫)

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