たこわさ

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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ! 第一話「銀色に沈む街」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

クラスカードを巡る騒動も一段落し、友人達と楽しい夏休みを過ごすイリヤ。「こんな時間がずっと続けばいい」、そんな呟きを漏らすイリヤだったが、その願いは儚く消える事になる。8枚目のクラスカードを巡る激戦で穿たれた円蔵山のクレーターや戦いの痕跡が、突如姿を消したのだという。
凛達と共に調査に向かうイリヤだったが、そこで美遊を付け狙う謎の二人組の襲撃を受け――。

感想

前作の児童ポルノ振りに呆れた人間としては、平和な日常から一転、非常事態に放り込まれ孤立無援となったイリヤ――からの田中のシリアスブレイカー振りが、第一作の頃の雰囲気に戻ったような気分にさせてくれて、何とも満足感のある第一話だった。
謎の二人組の片割れは、「Fate」原典を知っている人間ならば思わずニヤリとするデザイン。前作の最後に登場した謎の少年≒8体目のサーヴァントとの関係に妄想の花が咲く事だろう。
田中のシリアスブレイクからCパートへ繋ぐ演出も好みだった。問題は、単行本ベースではまだ本エピソードが完結していないので、アニメではどう締めるつもりなのか、という所だが……。

追記

書こうかどうか迷ったが、やはり書いておくことにする。
松来未祐さんの逝去により、今回よりサファイアの配役が変更となっている。
実力も実績もあるかかずゆみさんが演じられているという事で、第一話の時点でも実にそつがなく、また松来さんが創り上げたサファイアのイメージをきちんと踏襲しようとしているのだな、という演技をされていて「流石だな」と思う反面、やはりワンアンドオンリーだった松来ボイスではなくなった事に違和感と寂しさを隠しきれない。
仕方のない事なのだが、この想いはきっとこれからも抱き続けてしまうのだろう。*1

*1:誤解のないように書いておくと、私はかかずゆみさんのファンでもある。