たこわさ

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双星の陰陽師 第八話「ろくろの気持ち SHOCKING CONFESSION」感想

今回の満足度:3点(5点満点中)

原作既読。
(以下ネタバレ)

あらすじ

再び陰陽師として戦おうと考え始めたろくろ。だが、「雛月の悲劇」でどれだけろくろが傷付いたかを知っている繭良は、ろくろが再び戦う事に反対し、紅緒と口論になってしまう。肝心のろくろも戦う意志を固めつつある事を知り、繭良はたまらずその場を飛び出してしまう。
繭良が去った後、きなこが繭良の忘れ物らしきお守りを発見する。いつも彼女が身に付けているそれは、紅緒によれば高い呪力をケガレに感知されぬようにする為のものだという。高い呪力を持つ人間はケガレにとって力を得るための餌のような存在……繭良の危険を察したろくろはすぐにその後を追う事に。
一方その頃、星火寮にはろくろと亮悟の師匠であり繭良の父親でもある十二天将の一人・清弦が姿を現していた。彼の目的は――。

感想

作画は少しだけ持ち直したものの、脚本の整合性がかなり酷い状態に。
繭良がろくろに「まさかもう陰陽師として戦ったの?」と問い詰めるシーンは一体何のギャグだろうか? 前々回に思いきっり狩衣姿で仕事帰りなろくろに出会っていたじゃないか、と。原作をいくら改変しようが、アニメはアニメとして整合性が取れていればいいと思っていたが、最低限の整合性さえとれていないのでは、「改変」ではなく「改悪」と言われても仕方ないのではないだろうか? 全くもって酷すぎる。
また、清弦の強さを際立たせる為にろくろと紅緒が(今までよりも強力とは言え)普通のケガレに苦戦するという展開は流石に無理がある。「天才」と呼ばれた歴戦の紅緒が苦戦したケガレを一撃で倒せる程、ろくろの「腕」は強力だというのに、その一撃を喰らって平然としているケガレ……いくら清弦でも少しは苦戦するレベルじゃないだろうか、それ。スタッフの中でキャラクターの強さについてある程度の格付けがされていれば、こんなおかしな描写にはならないはずだ。
何故か毎回カットされるろくろと違い、清弦の「裂空魔弾」の詠唱がカットされなかったのは(中の人のイケボも相まって)グッジョブだったが……アクションも相変わらず冴えない。原作の構図を踏襲している部分はまだいいのだが、「繋ぎ」の部分があまりにも適当であるので、連続性を感じずまたキャラの棒立ちも異様に気になった。

作画と脚本、どちらかが冴えていればもう少し「面白い」アニメになると思うのだが、現状どちらも惨憺たる有り様なので、何とも。Twitter上でもそろそろ原作ファンの声が聞こえなくなっているようだが……。前述の通り、原作の構図(や台詞)を踏襲している部分はまだそれなりに観られるレベルなので、何とか軌道修正してもらいたい所。