たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? LV.01「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」感想


今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

所謂「オープンオタク」である英騎はネットゲーム「レジェンダリー・エイジ(LA)」のプレイヤーだった。過去に同ゲーム内で「ネカマ」キャラにプロポーズしてしまったというトラウマを持つ英騎=プレイヤー名「ルシアン」だったが、ある日同じギルドのメンバー「アコ」からプロポーズされてしまう。トラウマの事もあり当初はのらりくらりと躱していた英騎の態度にもめげずにアプローチを続けるアコに根負けした英騎は、仕方なくアコのプロポーズを受け入れゲーム内「結婚」をする。
そんなある日、ひょんな事からギルドマスターの発案で初めてのオフ会をする事に。「自分はリアルでも女の子」と言うアコの言葉を話半分に聞いていた英騎だったが、待ち合わせの場所に現れたアコは本当に女の子で――。

感想

原作未読。電撃文庫ライトノベル原作と言う事で全く期待していなかったが、予想外に面白く嬉しい誤算。
流石に「ギルドメンバーの中の人が全員同じ高校の美少女」という展開は失笑極まれりだが、逆に言えばその位徹底した「ご都合主義」にしてくれた方が分かりやすいのも事実。しかも本作の場合、「実はハーレム状態だった」という設定ではあっても、実際には恋愛的な意味でのハーレムにはなりそうにないので、ゲンナリするハーレム要素というよりはやはりギャグとして受け止めるべきだろう。*1
公式サイトなどのあらすじをみるに、今後はアコの残念美少女振りに周囲が振り回されていく展開になるようだが、この手の設定は物語の運び方によって名作にも駄作にもなりえる。今後も過剰な期待はせず、形の力を抜いて続きを楽しみたいと思う。

*1:逆に言えば、これから主人公がモテモテになるような展開が待っていたら一気に魅力がスポイルされるのだが。