たこわさ

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この素晴らしい世界に祝福を! 第8話「この冬を越せない俺達に愛の手を!」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

遂に暖を取る為の薪にも事欠くようになってしまったカズマ達は、何か使えるスキルを教えてもらおうと顔馴染の魔法道具屋店主・ウィズのもとを訪れる。一見すると普通の美人であるウィズだったが、その正体は高位のアンデッドであるリッチー=ノーライフ・キングであり、カズマは何かレアなスキルを持っているのではないかと踏んでいた。
カズマの狙い通り、ウィズから便利そうなスキルを教えてもらえる事になったが、アンデッドを目の敵にするアクアは、あの手この手でウィズをいびったり退治したりと、邪魔ばかりする始末。どうにかこうにかスキルを実演してもらえたが、その時、ウィズに街の住人からある依頼が舞い込んでくる。
依頼とは、とあるお屋敷に憑りついた悪霊の除霊だった。除霊に成功したら屋敷に住んでもいいという大家の申し出を知ったカズマ達は、ウィズに仕事を譲ってもらい意気揚々と屋敷へ向かうが――。

感想

監督自ら絵コンテ担当したエピソードには今の所外れがない印象。ウィズとの出会いがバッサリカットされていて少々戸惑ったものの、それほど複雑な事態は絡んでいないようなので致命的なマイナス要因ではなく、すんなり受け入れられた。しかしウィズを祓おうとしつこく嫌がらせをするアクアの姿は「どちらが魔王軍の幹部?」状態だw
「いい人」だと思われていたデュラハンの人の意外な一面の件については思わず失笑。ああ、あれは祓われてOKですわ、となった。
展開自体は相変わらず予想の範囲を出ないものの、逆にその「お約束」感が心地よく、何よりテンポ重視の構成なので退屈せずに観られる。特に後半の疾走感と「気が付くと背後に人形がびっしり」シーンの演出は素晴らしく、終始腹を抱えながら観てしまった。
毎度おなじみのめぐみんアピールも今回は行き着く所まで行きついてしまった印象(笑)。下半身「穿いてない」状態のめぐみんの口をカズマが塞ぐシーンは傍から見たら完全に犯罪行為の現場で「いいぞもっとやれ」と思(ry
アクアのマッチポンプぶりに苦笑しつつも、ズルをせずきちんと報酬を辞退したり子供の幽霊の為に墓を綺麗に掃除してあげたりしているカズマの姿に思わず感心してしまったり。ゲスい手段を辞さないせいで「クズマさん」等と呼ばれてしまっているようだが、彼が本質的には善人かつ心優しい少年である事が窺えるエピソードでもあった。