たこわさ

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ダンガンロンパ THE ANIMATION 第11話「疾走する青春の絶望ジャンクフード非日常編」感想

原作ゲーム未プレイ。一切原作ネタバレ無しで観てるので、その手のコメントはご容赦を。
(以下ネタバレ)
「16人目」殺害事件についての学級裁判が開かれた。十神は一人アリバイがなく、自分達に隠し事をしているらしい霧切を糾弾するが、霧切はそれを論破し意外な人物を犯人として指摘する――。
アルターエゴのナイスアシストが無ければ苗木は本当に死んでいた訳で、その点だけ見れば「霧切さんマジ外道ッス!!」という事になるんですが、実は霧切さん、万能キーの存在を事前に苗木に明かすことによって彼に全ての選択を委ねていたんですよね
もし彼が自分の命を優先して万能キーの事を話していれば、処刑されていたのは霧切だった訳で。
だから、彼が最期まで自分を庇ってくれた事、思いがけずアルターエゴによって彼の命が救われた事、そしてゴミ捨て場で再会した彼が自分を責めるどころか以前と変わらぬ信頼を寄せてくれた事が、彼女にとってどれだけ嬉しく、同時にどれだけ辛い事だったのか、言わずもがなといったところでしょう。所々で描写された顔を伏せ、表情の読めない彼女の姿が、苗木に対する複雑ながらも強い想いを表していますね。
そんな、霧切さんの心情を思えば切なくてしょうがないお話でもあったんですが、同時にカップラーメン頭に乗せたシュールな姿だとか、所々で披露した超高校級の太ももだとか、癒し要素を忘れていない所も実に彼女らしいというか。もっといえば、直接描写はされなかったものの長梯子を登る際に「苗木君先に登って」みたいなやりとりがあったんじゃないかとか色々と妄想が膨らむシチュエーションも多かったような(笑)。
さて、ほぼ記憶が蘇り「超高校級の探偵」という自分自身を取り戻しつつある霧切ともにモノクマに最初で最後の宣戦布告をつきつけた苗木。彼の強い「信頼の力」で仲間達との絆も取り戻し、いざ最終決戦へ! 盛り上がってきましたが、モノクマに余裕があるのが気になるところ。
しかし、今回は苗木の「超高校級の幸運」が本物である様をまざまざと見せ付けられた気がしますね。すんでのところで命を救われたり、あの高さから落ちても無傷(しかもちょうどマットの下に落ちてる)し、ついでに霧切さんが落ちてきた時あのアングルだと間違いなくスカートの中が見えていたはずなのでそういった意味でもラッキーボーイなのか(ぉ