たこわさ

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STEINS;GATE #17「虚像歪曲のコンプレックス」感想

(以下ネタバレ)
バイト戦士の衝撃的な退場により、少し移動した世界線の結果、ラボへの襲撃が一日延びたもののまゆりの死の運命は変わらなかったようです。
恐らくは襲撃に備えていつでもタイムリープ出来るように準備したのでしょう、再び時を遡った岡部は紅莉栖に相談を――って、ここが今までと違うところですね。今までの岡部は、自分の力で何とか運命を変えようと足掻いてきた訳ですが、鈴羽の件を通して「仲間を頼る」という選択肢が自然に出てくるようになったんですかね?
それにしても、助手が本当に「助手」としての役割を果たしているように見えて微笑ましい……。彼女が「紅莉栖」と名前で呼ばれた事を覚えている世界線に移動出来る事を願ってやみませんが、今までの伏線から考えると――っとこれ以上は考えないようにしておこう。
さて、紅莉栖との検討の結果、過去に送ったDメールの影響を全て帳消しにする事で、まずはIBN-5100を手に入れる事を目標と決めた岡部。まずは、秋葉原の街から「萌え」を消してしまったフェイリスのDメールから対処する事に。
謎の追いかけっこ*1を経て、以前の世界線で「メイクイーン」が存在した場所に辿り着いた岡部とフェイリス。違う世界線のフェイリスしか知らないDメールにどう対処するのかと思っていたら、フェイリスまさかのリーディングシュタイナーに覚醒!? ……という訳ではなく、限定的に元の世界線の記憶が蘇った、という方が正しそうですね。岡部と違って現在の世界線の記憶と重複してしまっているようだし。
そうして判明したフェイリスのDメールの内容、それは「10年前に死ぬ筈だった父親の運命を変えたこと」でした。これは、予想以上に、重い。流石の岡部もそんな事情を前には、Dメールの取り消しを強要出来る筈もなく……。
しかし、最後には取り消しのDメールを送る事を決意したフェイリス――いや留未穂。彼女の心中はいかばかりのものだったでしょうか?
そして、恐らくは世界線の移動によってフェイリスの記憶が失われる事を察していた岡部の心境も……。

その他感想

  • DQN達にボこられながらもフェイリスを助けようと立ち上がるオカリンまじ鳳凰院。
  • フェイリスパパがナイスガイすぎて余計に辛い。
  • フェイリスパパにIBN-5100を託したのが鈴羽だという事が判明。彼女の決意も行動も、決して無駄ではなかったのだと思いたい。

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*1:原作を知っているとかなり爆笑モノらしいので、原作をやる楽しみが増えそうです。