(以下ネタバレ)
時間跳躍を何度繰り返しても避けられないまゆりの死。
もっとも大切な人間の死を繰り返し見せ付けられるという絶望の折の中で、岡部はよく正気を保ったものだと思います。しかし、萌郁を直接問いただすというリスキー過ぎる手段まで試そうとした所を見ると、既に岡部の心は限界だったのかもしれません。
そんな岡部に手を差し伸べる人物が二人。
一人は、助手――紅莉栖。彼女は、どの世界線においても岡部がタイムリープによって未来から来た事に気づいている節がありました。それは、彼女が天才だから、というだけの理由ではきっとないのでしょうね。
しかし、時間の檻に捕らわれていた岡部を助け、初めて「紅莉栖」とちゃんと名前で呼んでもらえた事をとても大切に思い、そして恐らくは岡部と同じ記憶を共有する事が出来ない事を自覚していながらも、岡部の背中を押して送り出したって、何この女神様。
そして岡部を助けたもう一人はバイト戦士――鈴羽でした。
熟練の動きでSERNの襲撃部隊を圧倒し、岡部達の窮地を救ってくれた彼女――その正体こそがタイムトラベラー=ジョン・タイターでした。確かにあからさま過ぎる伏線が張られていましたが、彼女自身がタイターだった、というのはちょっと以外でした。
ようやく反撃なるのか? それともまだまだ苦難は続くのか? いよいよ物語は盛り上がってまいりました!
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