たこわさ

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「小室哲哉」逮捕で露呈した、著作権の難しさ

http://ascii.jp/elem/000/000/186/186978/
今回の小室逮捕で色々と音楽業界の不可思議な著作権の現状が露出していますが、それらがよく分からなかった方は、こちらの記事で詳しく解説してくれていますので、ご参考までに。
以下、私的に気になった部分。

 ただ、現実問題として今回被害にあわれた投資家の方が、事前に調べたのかという疑問は残りますね。本人から「権利を譲渡する」と言われた時点で、JASRACに問い合わせたり、弁理士の人に著作権の所在を調べてもらうなりすれば、今回のような詐欺は防げたのではないかという疑問があります。
 だまし取られた金額が金額なだけに、なぜ事前に十分調べず被害にあったのか──。今回、単なる詐欺事件なのに大阪地検特捜部が動いているということも含めて、そのあたりの不可解な点は今後の捜査で明らかになっていくのかもしれません。

ここは多くの人が疑問に思ったところですね。実際、多重契約をさせられられそうになった某音楽出版社は途中で気付いた、なんて話もあった位ですから。「騙された方が悪い」とは思いませんが、それにしても投資家側に裏がありそうに感じてしまいます。

 もうひとつ、日本の音楽出版社をめぐる状況で問題視されているのは放送局が音楽出版社を持てることです。

TVでタイアップしてやるから代償として著作隣接権をうちの子会社に譲渡しなさい、と言う事が平気でまかり通っている、というお話。タイアップで成り上がってもその後自力で売れないことには儲からない、というアーティストは多そうですね。