たこわさ

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年収150万円と3000万円で“税率”が同じ国

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/o/58/
森永卓郎さんのコラム。

実は、サラリーマンについては、すべて比率は一定とされている。だが、ここにからくりがある。厚生年金保険料は年収1000万円を超えると、超えた分についてはかからないのだ。つまり、年収が1000万円でも、2000万円でも、5000万円でも、1億円であっても、厚生年金保険料は同じ額なのだ(ただし、ボーナスと給料への配分比率によって若干の違いがある)。
 同様にして、健康保険料は年収1500万円を超えるとみな同じになってしまう。
(中略)
 実際にわたしがこれで比較してみたところ、大変なことが分かった。なんと、我が国の現状では、年収150万円の世帯と、年収3000万円の世帯の税率が同じになっているのである。

よく日本の税制は「金持ちに厳しい」なんて言われる事が有りますが、社会保険料やら諸事情を考慮に入れると、実は低所得者の方がより税金を取られかねない現状がある、という事で。
色々とツッコミどころもありますけれども、興味深いお話です。