たこわさ

はてなダイアリーから移ってきました。暫くの間、レイアウトの乱れやリンク切れ等あると思いますが、ご容赦を。

「ゼーガペイン」14話までの感想

色々とツッコミ所はあるけれども、中々の佳作です。
(以下ネタバレ)
とりあえず、最低なメカデザイン及び戦闘シーンは放っておくとして、脚本・演出共に優秀な作品ではないかと思います。作画は……お察しください。
世界観的には、あの手のSFとしては珍しくない「人類は実は滅亡していた」系のお話で、ネットの感想とかを見ても「マトリックス」を引き合いに出す方が多いのですが、実は話の根底部分で同作とは全然違う方向性なんですよね。
マトリックス」の場合は、「何が現実なのか」みたいなテーマが提示されて、それを仮想世界を見破る力を持ったネオが打破する、というカタルシスを演出していた訳だけれども、本作の場合は、自分達は滅びた人生の残滓で*1、存在の寄る辺となる肉体は完全に消滅している。作中でも言われているように「幽霊」同然の状態な訳で。
「幽霊」を「生きている」と言えるのか? 存在の証明はどこにあるのか? というのが一つのテーマになっているわけで。まあ、脳天気な主人公のお陰でそこまで深く掘り下げられて無いけどw
13話でいきなりリョーコがロストした時は吃驚しましたが(死亡フラグはあったけど急すぎて)、14話であっさり生存の痕跡を確認。今後予想される展開としては、やはり記憶喪失状態になって今度はキョウがシズノの立場に立たされる……、という悲しい展開が待っていそうでイヤンな感じですが。
私的には、リョーコの映画の脚本は、キョウとリョーコの事を表しているんじゃなくて、既に失われてしまったキョウとシズノの関係を表しているんじゃないかと思っているんですが。どうなることやら。

*1:舞浜サーバーを見に行く回で、サーバー内で生きている人間の遺体が近くに転がっている可能性が示唆されたので、あくまでも幻体の人々は「バックアップ」であると推測される。