http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash/420942
状況を簡単に整理すると、
という感じになりますが、さて。
六本木店舗の屋上にジェットコースターを走らせようとして、周囲の猛反対でポシャッたり、いつぞやの放火事件で得た教訓が店内レイアウトに全く反映されてなかったり、と企業としては真にDQN度の高いドン・キホーテでございますが、今度は事実上の敵対的買収ですかそうですか*1。
ライブドアのニッポン放送買収問題の時にも書いたと思いますが、M&Aの基本は「事前合意を得た上で」であります。しかも、事前合意を経た買収であっても、企業同士のカラーの違いからの衝突だとか社員同士の軋轢だとかの問題は、必ずと言っていいほど噴出する物です。
敵対的買収なんて、馴れ初めからギスギスした合併や子会社化が、どれだけリスキーであるかは自明の理と言うもの*2。
まあ、例外的にボケ経営陣・株主から優良企業を救うために敵対的買収、というケースもありえることはありえるんですけどね。今回のは、見た目も明らかにそれとは違うわけで。
オリジン東秀では30日、中長期経営計画の目標に関しては独自の取り組みに加え、イオングループの一員となることで達成する見通しがあると回答している。また、「一方的なTOBにより、当社とドン・キホーテの信頼関係は完全に破壊された」とコメントしている。
ビジネスの世界で「信頼」を失うと言う事がどういう事なのか、ドンキの経営陣は果たしてちゃんと理解しているんでしょうかね……。