東京喰種：re 第24話（最終話） 感想

今回の満足度：4点（5点満点中）
（以下ネタバレ）

あらすじ

「竜」を止めるべく、もう一つのコアを目指す金木。
その前に立ちはだかるのは旧多だった。

和修の分家に生まれ、有馬貴将からも注目されるほどの才能を持っていた旧多。
半喰種と化したことで、その強さは揺るぎないものとなっていた。

だが、数々の戦いを経て、金木は新たな力に目覚めていた――。

狩る者たち START

感想

旧多についての掘り下げをカットしてしまったので、アニメだけ観ている方はいまいち彼の妄執が理解出来なかったかも知れないが……どうかご安心いただきたい。原作でも理解出来なかった（苦笑
もちろん、動機（長く生きられないことへの絶望、想いを寄せたリゼとの離別）自体は明示されているのだが……はっきり言ってしまえば「魅力がない」。

原作の矛盾点を多く解消してきた本アニメの脚本においても、旧多を魅力的なラスボスに仕上げるのは無理だった、ということか。
「竜」のもう一つのコアとなっていたのがリゼだった、という件についてもあっさりしたもので、やや残念な気持ちが残った。

エピローグについては好みが分かれるところか。
私的には原作の饒舌さも嫌いではなかったので、金木達が勝ち取った世界が一体どんなものなのか、気になったアニメ組の方はぜひとも原作最終巻を読んでいただきたい。

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さて、カットの連続、迫力のない戦闘シーン等など、不満の声も多く散見されたこのアニメシリーズ。
私的にも、上記点は大きく不満に思ったが……同時に、原作が（週刊連載というタイトなスケジュール故か）抱えてしまった設定の矛盾や、一時的な盛り上げのためだけにキャラクターを抹殺してしまう等の不味い展開を、大胆な改変により出来るだけ無難な形に収めた手腕には、素直に拍手を送りたいと思う。
特に0番隊の面々が誰も死なずに終わったことにはホッとしてしまった……。原作では（以下自粛

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