たこわさ

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色づく世界の明日から #11「欠けていく月」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

文化祭が近づく中、魔法写真美術部の面々はそれぞれに準備に余念がない。
しかしある日、瞳美が突然姿を消してしまうという事件が起こる。
瞳美自身には全く自覚がないようだが、琥珀は時間魔法の副作用が瞳美の身に起こり始めていることを感じ――。

感想

この辺りで「なにかやってくるだろうな」とは思っていたが、予測していても思わず「うわぁ!?」と叫んでしまうほどの衝撃的な展開だった。
設定自体は決して意外でもなんでもないはずだが、ここまでの話運び、雰囲気作りにより、盛り上がったところでこういう展開を放り込んでくる手腕に恐れ入った。

皮肉な話だが、琥珀は瞳美を救うために、ようやく自分の目指した魔法使いの形に落ち着こうとしているように見える。
今までは「楽しませる」だけで「救う」という観点での「幸せにする」が欠けていた。

たまらずにお互いの家を飛び出す瞳美と唯翔のシーンは……近年のアニメの中でも五本の指に貼る名シーンだった。
それまで「唯翔さん」呼びだった瞳美が、抱き合う寸前に「唯翔くん」呼びに変えた辺りが……胸に迫る。
瞳美から唯翔への呼び方は少しずつ少しずつ変化していたので、その流れがここに結実したというか。

しかし、この物語は一体どこへ着地しようとしているのだろうか?
あまりにも切ない終わりにはならないと信じたいが。

17才

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未明の君と薄明の魔法

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