今回の満足度:3点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
オッガイを取り込み、巨大な「竜」となって東京を蹂躙し始めた金木。全ては旧多の企み通りであった。
「竜」への対処に苦慮するCCG。だが、そこへ意外な助っ人達が現れる。
一方、知らなかったとは言え旧多に利用され、金木を化物としてしまう片棒を担いでしまった六月は自暴自棄の中にあった。
それでも、瓜江と才子は彼女を救おうとするが――。
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感想
流石に色々とカットしすぎていて、原作既読の身としても「あれ?」と思ってしまう場面が多かった。
特に、嘉納や六月についての掘り下げがまるごとカットされているので、彼らの行動の根底にある思いなどは、アニメだけの情報から導き出すのは無理筋だろう。
また、アニメだけ組の方は√Aの知識前提であろうから、永近が生きていたこと、覆面をしている(自力で声が出せない)ことの理由などが皆目見当がつかないかもしれない。
1カットでいいから「つなぎ」となる要素を入れてほしかった所。
毎回の感想でも書いているが、原作は週刊連載の厳しいスケジュール故か辻褄の合わない部分、展開が残念過ぎる部分が多々あった。アニメは全体の構成としてはそれら残念だった部分を上手に改良していて好感が持てるのだが……流石に微に入り細を穿つ、とはなっていない印象だ。
作画にはもはや期待できないのだから、脚本の方を頑張ってもらいたいところだったが。
それでも、ニシキと「彼女」の再会シーンや、永近とトーカの対話などを削らなかった点は、素直に褒めたいところ。
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