今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
琥珀の提案により、「写真美術部」は「魔法写真美術部」として新たにスタートを切ることになった。
更に琥珀は、部の新生を祝ってまほう屋で懇親会を開こうと言い出す。
どこまでも活動的な琥珀に背中を押されるように、瞳美もまた自分を変えようと魔法と向き合うことを決める。
琥珀や部の面々に支えられながら努力を続ける瞳美。そんな彼女の様子を、どこか眩しそうに眺めるあさぎだったが――。
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感想
あさぎの将への気持ちが周囲にはバレバレなのに、当の本人には全く伝わっていないというのが、切ないと言うか、あさぎとしてはむしろ助かっていると言うか。
瞳美が案外とガッツがあることは第一話から繰り返し描かれてきたので、足踏みしつつ瞳美とはまた違ったペースで変わっていく役割を演じるのはあさぎの役割になりそうだ。
琥珀は行動的だし面倒見はいいしで頼りになるが……店の在庫を使い切ってしまうなど、おっちょこちょいを通り越して暴走気味な面も目立つ。
瞳美と唯翔の仲を取り持とうとあからさまな言動が多い点も気になるところ。
唯翔はある程度「瞳美はいつかいなくなる」と割り切っている風な部分があるし、その彼の割り切り通り、瞳美はいつになるかは分からないが、未来に戻るはずなので、琥珀の行動は二人の心を過剰に傷付ける結果にもなり得……。
あさぎが「現状維持」を良しとしたように、物事には進めるべきタイミングというものがある。
潮時でない時に釣り針を海に垂らしても、釣果はたかがしれている。どころか、潮目を読み間違えると思わぬ高波にさらわれることもある。
琥珀は果たしてそういった部分まで考えて行動してくれているのか……。
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