たこわさ

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色づく世界の明日から #02「魔法なんて大キライ」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

アズライトを返してもらおうと唯翔の後を追った瞳美は、彼の描いていた絵を見た瞬間、少しの間だけだが失った色彩を取り戻した。
もう一度絵を見せてもらおうと思うも、唯翔は自分の部屋に不法侵入した瞳美に警戒心を抱いていて、容易ではない。
唯翔の厚意でアズライトは返してもらえたものの、もう一度彼の絵を見ることはかなわなかった。

意気消沈して「まほう屋」に帰った瞳美に追い打ちをかけるように、琥珀の両親は瞳美に「学校へ通ってみてはどうか」と持ちかけてくる。
お世話になっている手前断ることも出来ず、60年前の母校に通うことになった瞳美だったが――。

感想

おどおどとして流されやすい割に、本質的には行動的な瞳美の性格は、見ていてなんともハラハラさせられる。こういうタイプの主人公は久しぶりに見る気がする。
周囲もなんだかんだと彼女のそういった性質を敏感に察したようで、色々と世話を焼く姿が微笑ましい。

瞳美の祖母・琥珀は、なんとも暴れん坊だったようで、60年後の上品なお祖母様姿からは想像もつかない……ということもなく、瞳美を過去に送った件の辺りに窺えた強引さが少女の頃は更に凄かった、ということなのだろう(苦笑)。

本作は美術面が美しいのもあるが、キャラクターの細かい所作から様々な感情を視聴者に想像させる、という演出面も美しく感じる。
こういう押し付けがましくない作風が、最後まで続いてくれることを願う。

未明の君と薄明の魔法<通常盤> TVアニメ「色づく世界の明日から」エンディングテーマ