たこわさ

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進撃の巨人 Season 3 第46話「壁の王」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

超大型を超える巨大な巨人となったロッドが、オルブド区に迫ろうとしていた。
奇行種の性質上、オルブド区の住民達を王都に避難させれば、巨人ロッドはそちらへと移動を開始し、今度こそ人類は滅びてしまうかもしれない。
エルヴィンは住民達には「避難訓練」と伝えた上ですぐに移動できるよう待機させた上で、巨人ロッドを迎え撃とうとするが――。

第46話 壁の王

第46話 壁の王

感想

顔がすっかり削れたロッドの姿は、本作でもっともグロテスクな場面だったかもしれない。NHKであの絵面を影や謎の光に頼らず放送するとは恐れ入った。

「自分は特別な存在ではない」とようやく気付くことが出来たエレンと、特別な存在であることを求められそれを演じることを決意したヒストリア。
今回も二人は、実に対照的な「ヒーロー像」を見せてくれたように思う。
即ち、大衆に求められた偶像としての英雄と、リアルな戦闘単位としての英雄。

どちらが幸せという訳ではないが……エレンはようやく等身大の自分を偽らずに済むようになったのに、ヒストリアはこれからも虚飾の自分を演じ続けなければならないというのは、皮肉としか言いようがない。
もっとも、ヒストリアのそれは今までのような逃げではなく、あくまでも時代の流れを読んでのことなのだろうが。

……しかし、巨人の身体がバラバラになるほどの爆風に対して、周囲の被害が少なすぎたようにも思えた。特に、エレンとそう変わらない位置に居た団員たちが無傷なのには驚きを隠せなかった。
エレンが庇っていたのだとしても、いくらなんでも「爆風」というものを甘く見積もり過ぎではないだろうか?(苦笑

狼煙

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