たこわさ

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ガンダムビルドダイバーズ 第23話「宿命の二人」感想

第1話 Welcome to GBN

今回の満足度:3点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

サラを救う為、有志連合全体にガンプラバトルを挑んだリク達。
奇襲に陽動、あらゆる手を尽くし数の不利を覆そうとするが、有志連合側も熟練のダイバー揃いであり、苦戦を強いられてしまう。

しかも、ユッキーとタイガーウルフの前には、シャフリヤールまでが立ちはだかり――。

感想

前回の感想でも書いたが、結局はリク達が他のダイバー――有象無象の輩ではなく、それぞれのポリシーを掲げた人々を説き伏せるだけの材料もなく、力押しで我を通そうとしている構造が気になってしまい、物語に全く没入できなかった。

シャフリヤールが「タイガーウルフに全力を出させるため」にあえて敵を演じた、という件についても、「だったらタイガーウルフはサラの為に全力を出してなかったのか」だとか「チャンピオンに二人して瞬殺されてたら、結局シャフリのやったこと意味ないよね」だとか、少々白けて気分で見てしまっていた。

もちろん、シチュエーションだけ見れば盛り上がるシーンなのだろうが、物語を冷静に俯瞰して見てみると矛盾というか現実にそぐわない、浮いた展開に思えてしまった。

ガンプラバトルで白黒つけるといえば聞こえはいいが、もしリク達が勝利した上でサラのサルベージもGBNの救済も失敗したとしたら、有志連合のダイバー達に残るのは虚無感と無力感だけではないだろうか?
「自分達が負けたからGBNが無くなってしまった」という。

ダイバー達が負けた時に潔くそれを受け入れられるだけの何かをリク達が見せてくれなければ、ただの「勝ったもん勝ち」な話になってしまう。
それだけは避けてもらいたいところだが、さてどうなることやら。