たこわさ

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ガンダムビルドダイバーズ 第21話「君の想い」感想

第1話 Welcome to GBN

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

GBNに脅威をもたらす存在「ELダイバー」として運営から追われる身となってしまったサラ。
運営は大規模な告知を行い、一般ダイバーにサラを発見次第通報するよう情報を拡散してしまう。
サラと交流のあったダイバー達は、その光景を複雑な気持ちで眺めるしかなかった。

一方、ビルドダイバーズは姿を消したサラの行方を追っていた。
特にリクは、サラが消去される光景を夢に見てしまう程に思いつめ、GBN中をダブルオースカイで探し回っていた。
そんな中、コウイチは一人GBN外でサラ救出の手立てを模索しようとしていた――。

感想

前回の不出来さと比べると、今回の脚本は非常に出来が良く、さすがは黒田洋介氏だ、と感心してしまった。
ただ、全体のストーリーラインは予想の範疇を出ず、作品自体への不信感を払拭するには至らなかったのではないか、と私的には思ってしまった。

ロンメルの語った「GBN内でしか自由に動き回れない人々」については、今までのストーリーの中で実例を見せてほしかった。
恐らくは設定としては存在していたのだろうが、それがエピソードまで昇華されていないために、視聴者としては取ってつけたような印象が残ってしまう。

ロンメルも本心ではサラを救いたいと願っていることが彼の言動から伺えるが……チャンプがロンメルの「詭弁」にあっさりと心が折れてしまっていた点は残念だ。
あそこはドモンよろしく「お前らは間違っている! 何故ならば、サラもまたGBNから生まれたもの――言わばGBNの一部! それを抹殺しての理想郷など愚の骨頂!」くらいの事を言ってほしかった……。

また、リクとオーガの戦いについては……「なんだかよくわからないけど勝った!」感じになってしまっていて、後付けでもいいのできちんと理由を提示してもらいたいところ。
根性で勝った、みたいな展開は一番萎える。

スタートダッシュ(期間生産限定アニメ盤)

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