今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
若干17歳にも拘らず、ストリート・ギャングをまとめ上げる少年アッシュ・リンクス。
マフィアと一線を画し、仲間達にもそれを厳命していたアッシュだったが、ある日、一部の仲間がアッシュの意に反して、マフィアのボス・ディノからの依頼を受けて「殺し」をしてしまう。
殺されたのは見知らぬ男だったが、その男は今際の際に居合わせたアッシュに、「バナナ・フィッシュ」という言葉を言い遺し息絶える。
「バナナ・フィッシュ」、それは廃人同然になって帰ってきたアッシュの兄・グリフィンの口からも聞いた言葉。
「何故、見知らぬ男が兄と同じ言葉を?」と疑問に思ったアッシュは、仲間に「殺し」を依頼したディノに探りを入れるが――。
感想
原作は部分部分で抜けがあるものの既読。
ただ、かなり以前のことで記憶が曖昧な部分もあるので、原作を引き合いにした言及は少なめにしたいと思う。
――と書いておいて何だが、舞台が現代になっていることに驚いてしまった。
ドラマの名前だとか、アッシュがスマホを持っているだとか……中々の違和感。
ある時代を映し出した作品なのだから、原作通りの年代でやってもらいたかった所だが……年代の変更が誰の意志なのか分からないので、あまり批判しないでおこうと思う。*1
さて、第一話としては悪く言えば大人しめ、よく言えば無難な出来だったように思う。
キャラクターデザインは好みが分かれそうなところだが、近年の吉田秋生氏の絵柄に寄せてきた感じだろうか? 私的には原作一巻辺りの、ある意味バタ臭いアッシュの顔も好きだっただけに何とも悩ましい。
……などと、早速原作を引き合いに出した感想ばかりになってしまったので、今回はここまでとしたい(苦笑
次回以降は頭の中をリセットして観賞したい。
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*1:原作者のアイディアだったとしたら、顔に泥を塗ることになってしまうので。