たこわさ

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銀河英雄伝説 Die Neue These 第12話「死線(後編)」感想

死線(前編)


今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

将兵の命を無駄に散らさぬ為に撤退作戦を具申したヤン達だったが、総司令官のロボスは聞く耳を持たず、同盟軍は未だ撤退出来ていなかった。
同盟軍がそのように時間を無駄にしている中、遂にラインハルト率いる帝国軍が反撃に出た。

圧倒的戦力で補給部隊を潰され、もはや各個撃破されるのを待つのみとなった同盟軍。
各艦隊の提督たちはそれでも死力を尽くすが、ラインハルト麾下の将達は百戦錬磨の強者揃い。同盟艦隊は次々に撃破されていき――。

感想

グリーンヒルはよくあの場で耐えたな、と思ってしまった。ロボスは絵に描いたような俗物であり、もしあの場にいたのがもっと若い、血気にはやる将軍であったならロボスは射殺されていたかもしれない。
将兵の命など何とも思っておらず、最高評議会に形だけの手土産が出来れば良い、と考えている。たとえそれが、将兵の死屍累々の上に成り立つものだとしても。

シビリアンコントロールも歪んでしまえばこのように、軍人が政治家におもねることしか考えなくなるのだ、という秀逸な皮肉に思わず苦笑い。現実世界でも似たような光景をかなりの頻度で見かけるので、笑ってもいられないのだが。

絶望的な状況の中でも軽微な損害で済ませていたヤンの手腕はさすが、と言ったところか。もしかすると、ホーウッドの介入すらも彼は読んでいたのかもしれない……が、さすがにそうなると、ヤンがあまりにも冷静過ぎる、か。

優秀な諸将が戦死し、同盟軍の損害はもはや数だけでは語れない領域に。
アムリッツァでの再編成など夢のまた夢のように思える。ヤンはこの窮地をどうやって脱するのか……?

――っと、とても気になる時点で第一部・完。続く第二部は来年順次劇場公開予定とのこと。なんともいやらしいところで引いてくれたものだ(苦笑
私は原作を知っている身ではあるが、それでもモヤモヤさせられた(笑

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