たこわさ

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銀河英雄伝説 Die Neue These 第10話「幕間狂言」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

自由惑星同盟による帝国への大規模攻勢の準備は、着々と進行しつつあった。
その動きを察知したフェザーンルビンスキーは、帝国と同盟のパワーバランスが崩れることを危惧し、情報を帝国側に流す。

同盟内では、軍部による具体的な作戦が詰められつつあった。
だが、作戦参謀を務めるフォーク准将は、自信とプライドばかりが高い実力の伴わない夢想家のような男であり、歴戦の将達の苦言に対しても詭弁を弄するばかりで――。

感想

フォーク准将のような人物は実際の政治の世界などにも少なからず見られるのだから、なんとも笑えない。
他人の話を聞いているようでいて、実は自分の主張しか語っていない。相手の質問に対し、相手の態度をあげつらってまともな答えを返さない。
フォーク准将にイライラした視聴者の方も多いのではないだろうか?(苦笑
神谷浩史氏の怪演が、またフォークという絶妙に駄目なキャラクターを見事に表現していて、イライラ度も増すというものだろう。

のほほんと構えていたヤンだが、彼に期待するものは軍の中にも多いはずで、フォークや評議会の暴走をただ手をこまねいて見ているだけでは、せっかくのイゼルローン(ほぼ)無血開城も無意味どころか、更なる惨劇の踏み台にされてしまう。
シビリアンコントロールを重視するヤンの姿勢は立派ではあるが、せめて軍部内に巣食うフォークのような現実を直視できない人間を牽制する役割くらいはになってほしいところ……。

それぞれの星

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