たこわさ

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多田くんは恋をしない #10「本物、じゃないよな」感想

多田くんは恋をしない テレサ・ワーグナーの事情 (角川ビーンズ文庫)


今回の満足度:3点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

「れいん坊将軍」のイベントへやって来た多田とテレサは、二人きりの空気にどこか気恥ずかしさを感じながらも、穏やかな時間を過ごす。
しかし、テレサの笑顔の裏にはある決意があり――。

感想

前回も書いたが、本作は予定調和以上の展開が待っていないので、光良とテレサ二人きりの場面が続くと、どうしても単調に感じてしまう。
この二人は考えている事が丸わかりなので、余計に。

途中で挿入されたアレクと伊集院のやり取りのように、真意をあまり感じさせないシーンをもう少しこまめに入れてくれていれば……と思ってやまない。
例えば、委員長と一のちょっとした日常風景だとか……山下のその後だとか。

この後に待っている展開も、おそらくは予定調和のそれなのだろうから、もう少しスパイス成分がほしいところ。