今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
見事に試合に勝利し、ナミ達の信頼を勝ち取った宗介。
ボロボロだったサベージ「クロスボウ」もオーバーホールされ、チームは俄然勢いづく。
しかし、拾い物のサベージの外装は元々の迷彩色のままで、なんとも見栄えが悪い。
だが、宗介には既に「クロスボウ」の新しいカラーリング案があった。自ら塗料を持ち出し、「クロスボウ」を白と黒のツートンカラー中心に塗り上げていく宗介。
チームメイト達からはやや不評だが、宗介は仕上がりに満足していた――そのカラーリングは、彼が失った愛機「アーバレスト」のものだった。
「アル二世」と名付けた「クロスボウ」で、連戦連勝を続ける宗介。
しかし、彼の顔に笑みはない。彼の目的は試合に勝つことではなく、その先にあった――。
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感想
前回の「もっとも、アーバレストには及ばないがな」というセリフに引き続き、クロスボウのあのカラーリングと「アル二世」という愛称に、涙を禁じ得ない。
「ただの機械」扱いしていたアルが、宗介にとっていつの間にかかけがえのない相棒となっていたのだということを思い知る。
分かりやすく、宗介のことを意識しだしたナミ。
一方の宗介はそんな事とはつゆ知らず……を気取っているが、恐らく薄々は感づいていたのではないだろうか? 陣代高校にやって来たばかりの彼ならばいざしらず、彼は既に人間の感情の尊さを知っている。
――そんな彼がナミ達チームメイトを危険な世界に巻き込んでしまっているという事実は、何とも皮肉だ。
署長のバックにいたのはやはりアマルガム――しかも憎きクラマだった。
レナードでは無かったものの、宗介にとって仇とも呼べる人物に早くも辿り着けそうだが……戦力はあまりにも心もとない。