たこわさ

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銀河英雄伝説 Die Neue These 第6話「イゼルローン攻略[前編]」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

新設の第十三艦隊の司令官に任ぜられたヤン。だが同艦隊は壊滅した第四艦隊と第六艦隊の生き残りを中心に構成されており、その規模も他の艦隊の半分程度。
しかも、その初任務は難攻不落のイゼルローン要塞攻略という無理難題。

そんな状況にも拘らず、ヤンはいつもの通り飄々とした態度を崩さない。
自身がこれぞと思った人材で幕僚を固め、グリーンヒルの娘フレデリカという優秀な副官も得たヤンは、イゼルローン攻略の要となる、ある人物の元を訪れる。
それは帝国からの亡命軍人で構成された陸戦部隊「薔薇の騎士(ローゼンリッター)」の指揮官であるシェーンコップ大佐で――。

感想

遂にヤン艦隊が結成。
ヤンの確かな観察眼によって集められた諸将は、一癖も二癖もあるが共通するのは「戦場をなめていない」という点だろうか。
奇策に対し苦言を呈しはするが、ヤンが理詰めで語ればきちんと納得できる程度の思考の柔軟さも持ち合わせている。こういった人を見る目の確かさも、ヤンの強さを支えるものの一つだろう。

ヤンの唱えた「数十年の平和の尊さ」は、今現在の世界情勢を鑑みても一つの真理だが、だからこそ実現が難しいものでもある。
しかし少なくとも、「恒久平和」等という机上の空論よりははるかにマシだろう。

シェーンコップが初登場。
なんとも途中で死にそうな声をしているな、等と益体もない感想を抱いてしまった(笑)。
ヤン艦隊におけるムードメーカーにして実行部隊の要となる人物だが、あの軽さと真剣さが絶妙に同居した人物像が、今回のアニメでもきちんと描かれていて安心した。

第十三艦隊誕生

第十三艦隊誕生