たこわさ

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第11話 感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

C.H郵便社へ届いた一通の依頼書。それは、今まさに内戦を抱えた国の前線基地からのものだった。
自動手記人形達を危険な目には遭わせられないと、ホッジンズはカトレアと相談の上で依頼を断ることにするが、二人の話を盗み聞きしていたヴァイオレットは、思う所あり勝手にその依頼を受けてしまう――。

感想

兵士として沢山の人間の命を奪ったヴァイオレットだからこそ、今回の依頼を受けねばならなかったのだろう。
ホッジンズが断ると決めた依頼を独断で受けてしまうなど、ヴァイオレットは既に「命令」に縛られる兵士ではない――ないのだが、やや感情を持て余してしまっている部分も見受けられる。

ラストシーンでひたすら謝罪の言葉を繰り返すヴァイオレットの姿にも、それは表れているように思える。
あの状況下では、ヴァイオレットにはどうすることも出来なかったはずだ。むしろ最期の言葉を聞き届けてあげたことが、死んでしまった彼にとってもその遺族にとっても、せめてもの救いとなったことだろう。
しかしそれでも、ヴァイオレットは自分を許せなかった。きっとそれは、彼女の心が未だに「燃えている」からなのだろう。

ヴァイオレットの心を焦がす炎が消えることはあるのか。
せめて、ほんの少しでも彼女が自分自身を許せる日が来ることを、願ってやまない。