たこわさ

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Fate/EXTRA Last Encore 06「永久機関・少女帝国 ―クイーンズ・グラスゲーム―」感想


今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

第三層へと辿り着いたハクノ達を待っていたのは、童話の世界のような雰囲気を持つ不思議な森の姿だった。
フロアマスターの姿を求めて、これみよがしにそびえ立つ城を目指し、森の中を進むハクノ達。

リンの話によれば、この階層には度々「幽霊」が出現するのだという。
電脳世界だからこそ存在する、幽霊「サイバーゴースト」。「死の間際の記録が再生されたもの」であるというそれは、無念が焼き付いた場所からは動けず、ムーンセルに見つかればバグとして消去されるだけの儚い存在。

ハクノは、森の中を彷徨う内にいつの間にかセイバーやリンとはぐれ、その「サイバーゴースト」の少女と出会うことに――。

感想

FGO等でしかナーサリー・ライムを知らない方は、今回初めて、その本来のマスターである「ありす」の姿を見た事になるだろうか?
奈須きのこ氏は時折、気の毒過ぎる上に救いようのないキャラクターを登場させることがあるが……はたして、今回の「ありす」はどうなるだろうか。
既に肉体は滅び去っているようなので、ろくな未来は待っていないだろうが……。

また、彼女は自分をマスターである「ありす」と認識しているようだが、言葉の端々に彼女自身がサーヴァントであるかのような要素が散りばめられていたのもの気になった。
彼女は、アバンタイトルに登場した、いつの日かのハクノと「約束」を交わしたありすそのものなのか。それとも、全く別の、彼女の残滓とでも呼ぶべき存在なのか……。

ミサオも久々に登場したが、ハクノの記憶に登場したということは、彼女自身はもう既に死んでしまっているのだろうか?
それとも、過去のハクノやリンが何らかの影響を与え、別の形で生存しているのか……?
彼女の今後の役割も気になる所。リンが隠している「何か」にも関連している可能性もあるかもしれない。

演出面では、「魔法少女まどか☆マギカ」でもおなじみの「劇団イヌカレー」による不可思議な空間が全編に渡って描かれ、「くそ、このアニメ本当に好き勝手作ってるな!!」と画面の前で嬉しい苦笑いを隠せなかった。
エンディングの特殊イラストも、毎度ながら秀逸すぎて涙が出てきそうだ……。


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