たこわさ

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第8話 感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

ギルベルトは未帰還――つまりは実質的な戦死扱いとなっていた。
その事実を認められないヴァイオレットは、ギルベルトの姿を求めて各地を彷徨うことに――。

感想

ヴァイオレットとギルベルトの過去の掘り下げを中心としたエピソードだった。
ほぼ一話を二人の関係描写に割いた形になるが、それでもまだ足りないくらいであり、次回へと続く模様。

ヴァイオレットを人間として引き取りながらも道具として扱ってしまったギルベルトの苦悩と、自分を道具と規定しながらも知らず知らずの内に人間らしい感情を獲得していったヴァイオレット。二人の対比がもどかしい位に愛おしく、そして悲しい。

ギルベルトがヴァイオレットに向けていた思いは、おそらくは娘に対するそれにも似たものだろうが、それを素直に伝えられぬまま、彼は瀕死の重傷を負ったようだ。
そしてその時に口をついて出た言葉が「愛している」だったのだと考えると……ヴァイオレットにとっては何とも難しい「宿題」になってしまったのだな、と思わず目頭が熱くなる。

さて、次回はいよいよヴァイオレットが両腕を失う例のシーンに繋がる場面だろうか?
はたして、どんな「真実」が待っているのか……。