たこわさ

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永野護「ファイブスター物語 14」感想――久々の新刊はツラック隊エピソード満載

休載が多いことでも有名な(?)本作。
ファン待望の14巻が遂に発売されました!

13巻が発売されたのが3年前ですから……本当に久しぶり――と言いたい所ですが、実は13巻は9年間待たされた末での発売だったので、長年のファンにとっては「お、永野にしては早いじゃん」という感覚なのです!(半分嘘

(以下ネタバレ含む)

まだざっと読んだだけですが、今回は大幅な加筆修正は無しでしょうか?
毎度雑誌版から大幅に手直しされるのも本作の醍醐味ですが……この点は後ほど、雑誌版を引っ張り出してチェックするかもしれません(気力が有れば

このツラック隊エピソードについては、永野氏の「漫画力」が目に見えて落ちている事もあってか、私の周囲ではあんまり評判が良くなかったんですが、単行本で読むと少し雰囲気が違って見えました

もしかすると、永野氏は「最初からそのまま単行本に収録できる構成」を目指して執筆されているのかもしれませんね。毎月ニュータイプでの連載分を読んでいると、正直あんまり面白くないんですが(苦笑
「数ページをじっくり読む」よりも、「単行本を一気読み」した時の面白さを追求しているのかも……。

という事で、満足感の高いこの14巻でしたが……若い頃のカイエンが不細工なままな事にはガッカリだよ!w*1
てっきり単行本で修正してくれるものと思っていたのに……。


さて、15巻の発売はまた数年後になりそうですね。
2018年2月現在では、ヨーン・バインツェルとノルガン・ジークボゥ中心のストーリーが展開しております。
ヨーン君はカイエンに次ぐくらい好きなキャラクターなので毎月楽しみなんですが……発展途上キャラの宿命か、毎回噛ませ犬ポジションでちょっと気の毒な展開が続いております(苦笑

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ニュータイプ 2018年3月号

ニュータイプ 2018年3月号

*1:若い頃のダグラス・カイエンは作中でも屈指のイケメンだったはずなのに、久々に登場したらものすごい不細工になっていて「永野、カイエンの顔忘れたな?」と一部ファンが騒然とした事件があったのですw