今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
月の内部に存在するスーパーコンピューター「ムーンセル・オートマトン」。「月の聖杯」とも呼ばれるその万能の存在が作り出した量子虚構世界「SE.RA.PH」の中で、「生き残ったものの願いを叶える」争い、「月の聖杯戦争」が行われようとしていた。
その「予選」の終盤、勝ち残れなかった者達はシステム側より無慈悲な死を与えられることになった。
岸浪ハクノもその内の一人だったが、いかなる奇跡か、ムーンセルによって再現された過去の英霊――サーヴァントの一人・セイバーを喚び出すことに成功し、かろうじて予選を突破する。
「月の聖杯戦争」の参加者達は、予選の段階では記憶を制限され、自分が何者かであるかも曖昧な状態であるという。だが、その制限も本戦進出とともに解除される――はずであったが、ハクノの記憶は靄がかかったようにはっきりしない。
いぶかしがるセイバーであったが、まずはハクノをマスターと認め、共に戦場へと向かう。
しかし、彼らが辿り着いた場所は戦場ですらなく――。
感想
第二話においても、原作プレイ済みでも戸惑う展開の連続。
原作プレイ済み・未プレイ問わず、「うむ、分からん!」となった方が多いかと思われる(苦笑)。
公式Webサイトの解説も何やらお茶を濁したような、断片的な説明が多いので、次回以降また何かしら仕掛けがあるのではないか、と注意深く見守る段階だろう。
原作知識が無い方は、今のところは「仮想空間でハッカー達が命をかけて戦っている。サーヴァントは過去の英霊をモデルとして再現された(あるいは本人の魂を持った)人格を持つ兵器。戦いを生き残ると、万能のコンピューターであるムーンセルにより願いがかなえられる」とだけ覚えておけば良いだろう。
さて、前回ハクノを裏切り生き残ったシンジだが……今回登場した彼は、その言動から別人ないし前回の記憶を失っているものと思われる。
ムーンセルより「月の聖杯戦争」の知識を与えられているセイバーでさえも戸惑うこの状況、一体どのように話が進むやら。
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