たこわさ

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覇穹 封神演義 第1話「封神の書」感想

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今回の満足度:2点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

殷代末期の王・紂王は、邪悪なる仙人・妲己の傀儡と成り果て、世は乱れに乱れていた。
事態を重く見た三大仙人の一人・元始天尊は、人間界で悪さをする仙人達を退治し「神界」に封じ混乱を収めようという「封神計画」を立案し、弟子の太公望にその実行を命じる――。

感想

原作(漫画)は当然既読――だが、第一話からあまりにもダイジェスト&改変が激しいので、色々と戸惑ってしまった。

原作では、太公望が若くまだ未熟な中でも知恵を絞り、妲己の裏をかこうとするが、老練な妲己の方が一枚上手であり窮地に陥ってしまうという、中々に見応えのある展開だったのだが、アニメのあれでは太公望がただの突撃馬鹿である。
知恵者であり策士である太公望でさえ、あわや妲己の餌食に……という、言わば妲己の強大さを示すエピソードなのに、肝心の太公望の凄さが殆ど描かれぬまま負けてしまったので、結果として原作にあった「苦い敗北からの復帰」感さえ損なわれてしまっているように感じた。

原作はとうの昔に完結しているのだからおかしな脚色・オリジナルは無いだろう、と思っていたが甘い考えだったらしい(苦笑)。

公式サイトのあらすじにも、「殷の皇帝・紂王」等と言ったパワーワードが舞っており、関係者の知識の浅さを感じてしまう……。この記述は原作にもあるのだが、TVアニメ化するにあたって改善すべき点であろう。*1

これは別の意味での「注目アニメ」となってしまいそうだ……。
原作ファンとしてはなんとも悲しいことだが。

*1:「皇帝」という号は、遥か後年の秦の始皇帝が初めて名乗っている。殷の王を「皇帝」とするのは無理がある。