たこわさ

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Just Because! #12「Get set, go!」感想及び地元民からの非公式解説

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

美緒が志望校を変えたことを知らぬまま、彼女の元の第一志望大学を受験した瑛太。恵那からのエールも受けて臨んだものの、結果はあえなく不合格。
美緒が自分と同じ大学に通うことになっているとはつゆ知らず、瑛太は一人自嘲の笑みを浮かべる。

そして卒業式。
色々な意味を込めた美緒の答辞を聞きながら、それぞれの高校生活は終わりを告げる――。

感想

収まるべきところに収まった、という印象。
正直、美緒がもっとはっきりした態度を取っていれば恵那が割りを食わずに済んだのでは……? と思ってしまい、どうしても恵那の方に感情移入してしまったが、まあ順当な終わり方だろう(苦笑)。

陽斗と葉月もなんだかんだで上手く行きそうなようで安心。
遠距離で色々とあるだろうが、LINEグループのような共通の友人と情報をリアルタイムに共有できるツールがある世の中だと、昔よりも遠距離恋愛の難度は低い(というか質が変わった)のではないか、等と愚考してしまった。

賞を取ったのが恵那の写真ではなく、彼女を写したものだった、というある種のミスリードは好みの演出だった。

全体的にそつがなく、大きな事件を起こさずにちょっとしたスレ違いから様々な人間模様を描くといった手法は、近年の「飛び道具」に頼る脚本に食傷気味だった身としては、満足の行くものだった。

先日投稿した『劇中で「失われた後の景色」を見せ付けられるという事――「Just Because!」第10話のある場面に感じたとりとめもない感想』でも触れた通り、地元民としては「ただ風景を使われただけ」と気分を害する部分もあったが、それでも観光客などが普段はあまり目にしない、鎌倉藤沢の日常の風景を切り取ってくれた事自体は素直に嬉しいと感じる部分もあった。

今回の「地元民からの解説」

失意の瑛太が帰り着いたのは、おなじみ湘南モノレール湘南深沢駅
大船方面からだと見ての通りきつい下り勾配がすぐ手前にあるが、失意の瑛太の落ち込みようといい感じにクロスしていたように感じたw

卒業式の日に生徒達がわらわらと上っていたのは、神奈川県立深沢高等学校名物? 校門からの長い坂道。
作画の都合などではなく、実際にかなりの急勾配なので、深沢高校の生徒は足腰が鍛えられるとか(嘘

瑛太を待つ美緒が辿ったルートは、

という感じ。

度々登場してた美緒の自宅付近の風景は、やはり深沢中学校付近をモデルにしたものだった模様。

さて、このコーナーも今回最後。
どうやら地元出身者の方が似たような事をやっていて、しかも写真撮影にまで出かけて比較されていたというから頭が下がる。
当ブログでは、アニメのキャプチャ画像は引用の範囲を超えていると考える為に、アニメの画像と実際の写真を比べるような事はしなかったので、検索でたどり着いた方には満足頂けない部分もあったかもしれない、等と益体もない事を考えつつ、終わりとしたい。