たこわさ

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Just Because! #07「Snow day」感想及び地元民からの非公式解説

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

ある晩、いつものように写真を撮っていた恵那は、通りがかりの男に「自分を撮影しただろう」と難癖を付けられ警察まで呼ばれてしまう。
偶然その場に居合わせた瑛太は、落ち込む恵那を一人に出来なかったのか、何故か彼女の原付きを手で押しながら帰ることに。

その道すがら、彼女の写真部に対するこだわりに思う所があったのか、瑛太は今まで断っていた自分の写真をコンテストに出すことを承諾。
恵那は感激のあまり瑛太に抱きつくが、折り悪くその場面を美緒に見られてしまう。

自分でも正体不明のもやもやした気持ちを抱える美緒であったが、翌日は大事なセンター試験当日。
気持ちを切り替えて――と割り切ったものの、当日はまさかの大雪。
交通ダイヤが乱れる中、試験に間に合わないと失意に陥る美緒。

美緒が一人駅の前でうなだれていると、何故かそこへ瑛太が現れ――。

感想

美緒の最後の「駄目」にときめき指数がうなぎのぼり……。
ああいった無自覚の好意(?)が、はっきりと形を成していく展開は実に好物。
やはり陽斗への想いは「憧れ」で、瑛太へのそれは「恋」だという事か……?

恵那もかき乱すだけかき乱すのかと思いきや、瑛太に情が移り始めているようにも見受けられる。
もしくは、何かと気にかけている先輩である美緒の態度が煮えきらないのが嫌なのか。

瑛太の不器用な優しさは「そりゃ惚れてまうやろ!」な代物ではあるが、世の中多少の押し付けがましさや派手さが伴わない優しさは気付かれにくいもの。
瑛太は今までも「縁の下の力持ち」を演じていたのだな、と想像するとちょっと気の毒にもなってくる。

今回の「地元民からの解説」

恵那が自意識過剰なおっさんに絡まれていたのは、おなじみの梶原口のロータリー(スーパー「グルメシティ」前。
作中ではパトカーが出動していたが、実際の現場は目と鼻の先に交番があるので、現実だったらそちらから警官が来てくれる可能性も。

瑛太と恵那がトボトボ歩いていたのは、グルメシティ裏側から繋がる「新川」沿いの道。
深沢小学校方面に歩いていって、途中で豆腐屋「清水食品」横の脇道からバス通りに出た形になる。
で、江ノ電バス「深沢小学校前」バス停で降りた美緒に、偶然目撃された、ということのようだ。

センター試験当日に雪……というのはリアルに多いことなので中々笑えないが、もっと笑えないのは瑛太が自宅から藤沢駅まで走っていった件。
瑛太の自宅の推定位置から藤沢駅までは、5km弱距離がある(笑)。
中々の健脚……。

美緒が藤沢駅から試験会場である神奈川大学に向かおうとしていたのも、彼女の普段の生活が窺えて興味深い。
通常、瑛太や美緒が住んでいる辺りの人間は、鎌倉駅に向かうか、もしくはもっと交通の便が良い大船駅に向かう。
美緒が藤沢駅を利用したのは、予備校などが藤沢駅前なので、そちら方面の定期を持っていたから……等と妄想すると楽しい(地元民としては)。

センター試験会場になっていたのは、私立神奈川大学の横浜キャンパス。
藤沢からだと東海道線で横浜まで出て、そこから京浜東北線横浜線に乗り換えて一駅。近い割に結構面倒くさい。

恵那が写真を郵送していたのは、中の様子を見るに深沢郵便局のはずなのだが……外見が別の郵便局になっていたように見受けられる。
ちょっと謎。

恵那がカメラのレンズを物色していたのは、店内BGMでも分かる通りビックカメラ藤沢店。
上の階にジュンク堂書店が入っているので、瑛太が赤本を見ていたのはそちら。
何気に藤沢駅前は大型書店が二つもあり、ちょっと離れた場所にアニメイトもあるので便利。

恵那がぶーたれていたのは、江ノ電藤沢駅改札前のカフェ「江ノ電の珈琲屋さん」。
あんまり入ったことがない。

美緒と恵那が落ち合ったのは、藤沢駅小田急改札入り口付近。
以前も書いたが、藤沢駅は二階部分がJR改札、一階が小田急改札となっている。