今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
マリサにかけられた言葉が頭から離れない多々良は、千夏にしばらくカップル練を休みたいと告げる。
言葉の真意を確かめる為にマリサの教室を訪れた多々良は、そこで清春と、ノービス戦の優勝者・釘宮と再会する。改めて釘宮のノービスとは思えない技術に感嘆する多々良だったが、同時に自分とは正反対の、リード最優先な釘宮のスタイルに衝撃を受け――。
感想
多々良の弱点は、まだ「自分」を持っていないこと……。それはある意味、今の多々良の最大の強みがイコール弱点であるという事にもなってしまうが、それを克服しない限り上へは上がれない。
そんな現実を知った多々良が選んだのが、マリサのもとに通い教えを請うという点から、多々良の覚悟が窺える。
仙石の事を「先生」と呼んだのは、彼に今言える最上級の言葉がそれだったからだろう。